1991年、東京広尾に実在した『ギャラリー・コア』は、日本唯一のボーン・アート発信の場であり、当時の新進気鋭のアーティストや業界人の集う場所として、知る人ぞ知るスポットでした。
ギャラリー・コアのコンセプト
世界初の“ボーン・アート”をご提案いたします。
ギャラリー・コアで紹介する『ボーン・アート」とは、動物の骨をアート素材とした新しいジャンルのアート作品です。この『ボーン・アート」という言葉及びコンセプトをご紹介するのは世界で初めてです。
『ボーン・アート」とは、骨(動物の)をモチーフとして創作されたオブジェのことです。従って、いわゆる剥製に類するものとはスタンスを異にしています。
「ボーン・アート』がアート足りうる理由としては、ここには自然のみが創造しうる完全なバランスと造形の妙が存在しているからに他なりません。まさに自然の彫刻、ナチュラルアートの世界です。
例えば、アメリカで最も人気のある女流画家ジョージア・オキーフが、この動物の骨を「死よりも永遠なもの」と呼び、生涯にわたって絵のモチーフとしてきた理由もここにあります。
ギャラリー・コアでは、この骨と異素材との組み合わせによるアート表現やディスプレイに工夫を凝らした作品を提供していきます。また、今後の展開として、日本及び世界からのアーティストの協力を得て、創作ボーン・アートを順次紹介していく予定です。
従来まで、骨のオブジェはレストランやブティック及びリビングルームの室内装飾として、またショーウィンドウディスプレイなどで欧米ではポピュラーなものとなっていますが、日本では十分馴染みのあるものとはいえません。
しかし、『ボーン・アート」の不思議な魅力は、新しいアートへのアプローチであり、ジャンルの拡大への可能性を予見するものといえます。